日本スプレーアート振興会 発足の経緯
どうして日本スプレーアート振興会が設立したのか?
と尋ねられることも多く、折角なのでここに明記させていただきます。
大変有難いことに、昨今の動画サイトやTVなどの影響もあり、
沢山の方々にスプレーアートの興味を持っていただける機会が増えました。
しかし映像の中だけでは、どの様な環境下で行なっているかまでは判断、確認できません。
例えば、どんなスプレーが適していて、どんな環境下で実施するのが望ましいのか、など
健康や制作に必要な情報や知識を周知する事により、ご自身のみならず周囲の方にとっても配慮した、
安全安心な楽しいスプレーアートLifeを送っていただけたらと思い設立を致しました。
スプレーで描く上でのリテラシーやマナーをスプレーアートをされる方全員に周知徹底する事が、
当会としての最終目標でもあります。
しかしいきなりルールブックを手渡され読んだところで、全ての内容を理解実践することは非常に難しいことです。
そういった訳で、公募展をはじめとする諸々の活動を通して、一つずつそれらを伝えていけるよう努めていきます。
まずは個々が発信する事の大切さ、
更には第三者の方から見るスプレーアートへの誤解を解消。
それはつまり、当会理念に賛同していただけるアーティストの方それぞれが、安全性に対する意識が向上することで、
より多くのアーティスト(人々)にその情報や考え方が伝達継承され、
社会に迷惑をかけることなく、製作者と鑑賞者の両方が楽しんでいただける環境作りに繋がると信じています。
その中には、著作権や肖像権の問題―
「模写による練習はOKだが、その制作物を販売をするとなると、別の問題が起こり得る」など、
社会通念上の常識に於いても、考えるべき事例は沢山あります。
後世の人たちがアーティストとして、
社会一般の方々にも正当に評価認識していただける未来を願い、
その礎になるべく尽力致します。
日本スプレアート振興会 会長